松山英樹 新シーズン開幕はウェッジ4本で
2014/10/09 11:36
米ツアー14-15年シーズン開幕前に、髪を短く刈り込んだ松山英樹。「新シーズンとか、こだわっても意味がない」と3週間の短い休みは気分を変えるほどの時間ではなかったが、この間にキャディバッグから3Iを抜いてウェッジ1本を追加した。新シーズン開幕戦の「フライズドットコムオープン」からは、PWを含めたウェッジ4本で挑むことになる。
「まだ(構成を変えて)4日目くらいなんでね」と、本番でどう出るかは未知数だが、これまでの48度、54度、60度という構成から、PW(46度)、51度、56度、60度へと組み替えた。同時に4Iから入るスリクソンのZ945アイアンは、「一番手上げたイメージ(進藤キャディ)」と、それぞれ1.5度ほどロフトを立てて距離を補いつつ、番手間のバランスを整えている。
「距離的には4Iでも落ちないようにロフトも立てているし、(ウェッジ4本で)バリエーションも増えると思う。ラフからのアプローチでも転がしやすくなったり、SWで届かない距離のアプローチも届くようになったりする」と松山。
「2年前くらいから考えていた。今から年内の試合で試していって、年明けから感覚をつかんだままいければいい。しっかりその感覚をつかむことが大事」とその展望を語った。
コース全長は7,203ヤード(パー72)。フェアウェイを外せば、すっぽりと球が隠れるラフや、枝を張り出す大木が待ち受ける。距離よりも精度が求められる今週、松山は「ボールを置く位置をピンポイントに狙っていくことが大事」と攻略ポイントをあげた。(カリフォルニア州ナパ/今岡涼太)