2014年 フライズドットコムオープン

松山「ゆっくりご飯を食べていた」 充電完了でいざ米ツアー2年目へ

2014/10/03 18:22
2年目のシーズンへ。髪型も心機一転、さっぱりと刈り上げた松山英樹

米国男子ツアーのフェデックスカッププレーオフ最終戦「ツアー選手権byコカ・コーラ」を終えて、わずか3週間。日本に一時帰国していた松山英樹が、14-15年シーズン開幕戦「フライズドットコムオープン」に向けた渡米前に会見を開き、新シーズンへの抱負を語った。

短いオフの間、松山は「ゆっくりご飯を食べていました」と笑った。新シーズン開幕とはいえ、「そんな感じはしない」というのが本音。だが、しばし試合から離れ、リラックスした練習は「調整というか、緩い練習。久しぶりだなという感じ」と、気持ちの切り替えにはなったようだ。

新シーズンの目標は「まだ考えていない」とはぐらかしたが、ツアー2勝目、メジャー大会制覇、さらに今年を上回るフェデックスカップランキングなど、目の前にはいくつものハードルが見えている。「1日1日、1戦1戦大事に戦っていきたい」という姿勢の先に、結果もおのずとついてくるだろう。

メジャー大会では、2012年シーズンに2度のトップ10に入ったものの、13年-14年シーズンは3度目の出場となった「マスターズ」で初の予選落ちに終わるなど、1度もトップ30に入れなかった。松山は、その違いを“良い流れ”の中でメジャー大会を迎えられたか、と現時点では分析している。「なので、シーズンを通して安定した戦いをすれば上位にいけるような感じはする。新シーズンはどうなるか分からないけど、そうやっていく中で何年後かに自分のスタイルが見つかっていけばいい」。

移動もコースも戦う相手も、初めての経験から2年目へ。「(プレーオフ)最終戦までいったので、どの試合もプロアマに出場させてもらえる。月曜日はゆっくりできて、スケジュール的には楽になると思う」。初年度とは違う挑戦が、幕を開ける。(東京都港区/今岡涼太)

2014年 フライズドットコムオープン