カークがランクトップ、マキロイは「2日連続4パット」4位で最終戦へ
全4戦にわたって行われるフェデックスカッププレーオフは、「BMW選手権」をもって第3戦が終了した。ランキング上位30人が出場する11日(木)開幕の「ツアー選手権byコカ・コーラ」を前に、ここまでのポイントがランキング順に応じてリセットされた。トップは第2戦「ドイツバンク選手権」を制したクリス・カーク。松山英樹は28位で最終戦を迎えることになった。
ツアー選手権で争われるのは、大会の優勝はもちろん、ポイントレースの年間王者に贈られる「フェデックスカップ」と10ミリオンドル(約10億円)のビッグボーナスだ。
これまで積み上げられたポイントは、第3戦までのランキング順にリセット。1位のカークから5位までの選手(順にビリー・ホーシェル、バッバ・ワトソン、ロリー・マキロイ、ハンター・メイハン)は、次週優勝すれば、自力でそのまま年間王者のタイトルも獲得する。6位以下の選手は優勝しても他選手の成績に委ねられる。
夏場にメジャー2勝を含む3連勝をマークして、ランキングトップでレギュラーシーズンを終えたマキロイは、プレーオフ3戦で優勝できず、4位に後退した。BMW選手権最終日は、前日に4パットのトリプルボギーを喫した12番(パー3)で、またしても4パットを叩いてダブルボギー。
「返しのセカンドパットにはプレッシャーがかかった。その次は、きっとOKだと思ったんだけど…」と悔やんだが「これがいままで一番悪かったわけではないんだ。昔、5パットしたこともあるからね」。初の年間王者のタイトル獲得がかかる最終戦に向け「ショットの感触は戻ってきた。来週はすべてが噛み合ってくれれば」と話し、夜にはデンバーで行われたアメリカンフットボールを観戦した。
なお、フェデックスカップにおけるボーナスの額はランキング1位の選手が1000万ドルだが、2以下の選手にも分配される。2位は300万ドル(約3億円)、3位200万ドル…と続き、10位だと50万ドル(約5000万円)、20位では25万5000ドル。30位でも17万5000ドルが、最終戦の賞金とは別に支払われる。
既に敗退したランキング31位から150位までの選手にも支給があり、ボーナスの総額は3500万ドル(約35億円)となる。