2014年 ドイツバンク選手権

石川遼はプレーオフ第3戦進出できず ポイントランク72位で敗退

2014/09/02 06:52
石川遼はプレーオフ第3戦への出場が他選手の動向に委ねられていたが、結局及ばなかった(撮影はドイツバンク選手権2日目)

マサチューセッツ州のTPCボストンで行われた米国男子ツアーのフェデックスカッププレーオフ第2戦「ドイツバンク選手権」が1日(月)、閉幕。石川遼が4日(木)開幕の第3戦「BMW選手権」の出場権を逃し、自身の2013-14年シーズンを終えた。

レギュラーシーズンでのフェデックスポイントランキング上位125位までの選手が出場する全4戦のプレーオフは、各大会が終了するごとにランク下位選手が脱落していくシステム。第1戦終了時点で56位だった石川は、第2戦で予選落ちを喫したことで、ランキング上位70位までに絞られる第3戦進出が、他選手の決勝ラウンドでの動向に委ねられていたが、結局72位まで後退し進出はならなかった。

石川は決勝ラウンド進出を逃した後、8月31日(日)にコロラド州デンバー入り。次戦の会場、チェリーヒルズCCで事前調整を進めていたが、敗退が決まると自身の公式ホームページ(http://ryo-ishikawa.jp/)でコメントを発表した。

「この結果を受けて自分にはいろいろな思いがありますが、客観的事実としていえるのは昨シーズンから約70ほどランクをあげてシーズンが終わった、ということ。1年前の今はWeb.comファイナルズにいました。今年はプレーオフを戦いました。自分は果たして向上できているのか、確証を得られない日々ですが、小さいか大きいかは関係なくこのひとつの事実が前を向かせてくれます」

「どんなに小さな一歩でも進めているなら、プラスにとらえたい。満足していないことが多い、もっとできたはずだ、という気持ちもあります」

「来シーズンはもう一つ、二つ先まで進めるようにがんばります。改めまして、今シーズンも応援ありがとうございました」と締めくくった。

なお、松山英樹はランキング30位で第3戦に進出。翌週のプレーオフ最終戦「ツアー選手権byコカ・コーラ」は第3戦終了時点で上位30人が出場権を獲得する。

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