集中力戻らず 松山は38位タイへ後退
2014/07/20 01:23
海外メジャー「全英オープン」3日目、午後からの悪天候の予報で大会史上初めて3サム2ウェイでのティオフとなった決勝ラウンドで、松山英樹は3バーディ4ボギーの「73」。通算イーブンパーへとスコアを落とし、24位から38位タイへと順位を下げた。
朝から降った雨の影響でラフは重く、1番でティショットを右サイドの深いラフに入れた松山は、2打目を左に引っ掛けてボギー発進。ロリー・マキロイ(北アイルランド)と同組で、大ギャラリーを引き連れた前日までとのギャップからか、5番ではティショットの順番を間違えそうになるなど、集中力を高められない。
11番ではピン上2メートル弱のバーディチャンスにつけたものの、これを外し、タップインしようとした短いパーパットもまさかのミス。ボギーを3つ先行させて通算2オーバーまでスコアを落とした。
それでも、12番で4メートルのバーディパットを沈めると、続く13番(パー3)ではティショットを30センチにつけて連続バーディ。だが、「たまたまです。フィーリングは良くなかったけど、結果は良かった」と、松山は表情を変えなかった。
16番(パー5)では直ドラで2オンを狙い、17番のティショットでは前日アイアンで捕まったポッドバンカーをドライバーで越すなど、積極的なゴルフを見せたが、結果には繋がらず、「ショットのフィーリングがずっと合わない中で、それを修正することができなかった」と悔しさをにじませた。
昨年は3試合に出場してトップ20を外さなかったメジャー大会だが、今年は予選落ちと35位タイ。今季3試合目の「全英オープン」も、上位進出には最終日の好スコアが求められる。(英国ホイレイク/今岡涼太)