好調の小田孔明「1番ホールをうまく抜けられれば」
2014/07/17 05:14
今年のロイヤルリバプールで自身4度目の「全英オープン」出場となる小田孔明。今季は国内ツアー8試合に出場して優勝1回、2位が2回に3位が1回。さらに2度のトップ10入りも果たしており、好調を維持してホイレイクに乗り込んできた。
練習ラウンドでも、切れ味鋭いショットを連発。風に負けない強い球が持ち味で、2I、3Iなどロングアイアンでフェアウェイを確実にキープしていく戦略だ。
「ティショットが大事になる。風とうまく付き合って回ること」と小田は言う。「雨で曇っていたときは重かったし、風の質が日本と違う。このコースはいかにフェアウェイに置いていくかが大事」と、攻略ポイントは絞っている。
特に警戒しているのは、立ち上がりの1番ホール。458ヤードのパー4だが、「ボギーもあるし、ダボもある」とパーを好スコアと考えている。この出だしをうまく抜けられるかが、4日間の明暗を分けることになりそうだ。
今週は長年にわたって伊澤利光のキャディを務め、現在小田が所属するマネジメント事務所の社長でもある前村直昭氏がキャディとして小田をサポートしてくれている。同氏が「全英オープン」初挑戦となった藤本佳則を、見事予選通過に導いたのは2年前。小田は過去3度の挑戦で破れなかった予選突破の壁を前に、「頼もしい」と全幅の信頼を寄せていた。(英国ホイレイク/今岡涼太)