石川遼 全英開幕直前まで続けた“合宿”

「全英オープン」開幕を翌日に控えた16日（水）、石川遼は午後から18ホールの練習ラウンドをこなし、その後は練習場へと移動。“合宿”と呼ぶ集中練習は、メジャー開幕直前まで続けられた。

前日はコース上でドライバーを多用。様々な攻略ルートを模索しながらのラウンドだったが、この日は半インチ短くした45.5インチのモデルを手に18ホールをラウンドした。その狙いは「シャープさに欠ける」と感じたスイングテンポの改善のため。

ホールアウト後も練習場で同じ長さのドライバーを練習したが、最後に手にしたのは46インチのエースドライバー。短いドライバーで慣らしたリズムで振りぬくと、会心のショットが放たれた。

「やるべきことはやってきた。難しいコンディションでもベストを尽くせばアンダーは出せると思う」。多くの球を打ち、様々な状況を想定した練習を重ねてきた石川。メジャーへの入れ込みは無く、日々の練習の延長でこの大舞台へとティオフする。（英国ホイレイク／今岡涼太）