2014年 全英オープン

いざ2度目の全英へ 腹を据えた松山英樹

2014/07/17 04:09
ここまで来れば、あとは本番でどうなるか。松山英樹が見据えるのは4日間の戦いの果てだけだ

昨年は初出場で6位タイ。松山英樹にとって2度目の「全英オープン」がいよいよ17日(木)、英国ホイレイクにあるロイヤルリバプールで開幕する。練習ラウンドは前週土曜日、そして今週火曜日、水曜日と全3回。この16日は前日とは逆風が吹き、時折雨のぱらつく中で最後の感触を確かめた。

今週はスリクソンの新しい2番アイアン(Z545プロトタイプ)をユーティリティの代わりにバッグに入れ、ドライバー、3W、2I、3I(Z945)、4Iから9I(Z925)、48度、54度、60度のウェッジという構成。この日はドライバーでのティショットは3回だけで、2Iの低い球でフェアウェイキープする場面が目立っていた。

前日のラウンド後は、手応えの悪かったショットを修正するために、練習場で集中して打ち込んだ。乱れて手を離すことが多かったフィニッシュも、この日はしっかりと決まり始め、感触は良化したかと問われると「そうだといいんですけど」と軽く受けた。

「今の状態が去年に比べて絶好調というわけではないけど、1年間かけて練習してきたことをこのメジャーの舞台で出せるか出せないかだと思う。納得がいってなくても、今さら後悔しても仕方ないし、明日のスタートまでに良い状態で臨めるようにするだけです」。

開幕前に胸をよぎるのは期待なのか、不安なのか?「どっちもないから普通じゃないですか」。ここまで来たら、準備も状態も心境も関係ない。ただ一つ、“結果”だけがすべての答えということだ。(英国ホイレイク/今岡涼太)

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