米国男子ツアー

オリンピックゴルフランキングが稼動開始 男女60選手がリオ五輪へ

2014/07/15 18:48
2年後のオリンピックも秒読み開始。オリンピックゴルフランキングを発表したIGF会長のピーター・ドーソン氏(右から2人目)

英国ホイレイクのロイヤルリバプールで行われる海外メジャー「全英オープン」の会場で14日(月)、国際ゴルフ連盟(以下IGF)の会見が行われ、16年のリオ五輪で112年ぶりに復帰するゴルフ競技の出場資格、プレー形式について明らかにされた。

・男子も女子も出場選手は各60名
・競技は72ホールのストロークプレーで争われ、金、銀、銅メダルを決定する
・出場する60選手は、IGFのウェブサイト(Internationalgolffederation.org)で発表されるオリンピックゴルフランキング(OGR)で割り当てられる。

14年7月14日から16年7月11日まで運用されるオリンピックゴルフランキングは世界ランキングを元に決定されるが、以下の注意点が存在する。

(1)16年7月11日時点のオリンピックランキング上位15選手で、各国最大4名までの選手が出場資格を獲得する。
(2)16位以下の選手は、1カ国2名(15位以上の有資格者も含む)を上限として出場資格を獲得する。
(3)大会ホスト国であるブラジルは、男女ともに最低1つの出場枠が保証される。
(4)5大陸(アフリカ、アメリカ、アジア、ヨーロッパ、オセアニア)ごとに、男女ともに最低1つの出場枠が保証される。
*ただし、上記(3)(4)の出場枠が適用されても、フィールド総数の60選手は変わらない。

また、各選手が代表する国籍については、ランキングが発表される次週までに明らかにすることが求められている。IGF会長のピーター・ドーソン氏は、「ランキングシステムが稼動を始めた途中で国籍変更するのは公平とは思えない」と注意を促している。(英国ホイレイク/今岡涼太)