2014年 全米オープン

決勝進出最下位に転落 谷口徹「だんだん疑心暗鬼に」

2014/06/15 10:32
ジャンプアップならず…谷口徹は最終日に第1組でティオフする

ノースカロライナ州のパインハーストNo.2で開催中の「全米オープン」3日目。5オーバーの60位タイから出た谷口徹は7ボギー、4ダブルボギー、1トリプルボギーの「88」と大崩れし、通算23オーバーで予選通過者最下位の67位に沈んだ。

序盤2番で早々にボギーを叩いた谷口は、続く3番でグリーン奥から3打目のアプローチが傾斜で手前に戻るなど、ショートゲームが冴えずダブルボギー。7番ではグリーン手前からパターで転がしたボールが奥のバンカーまで転がり入るミス。前半を「44」で折り返すと「無理はしないように、しないようにと考えていたが…集中力も切れず、一生懸命やっていた」としながら、後半は12番からボギー、ダブルボギー、トリプルボギーと立て続けにスコアを崩した

前日に降った雨が少なく、この日のグリーンはより硬くなった。もちろん状況は把握していたが、悪循環が止まらない。「すごく状態が悪いわけでもなかったのに。『自分は何をやっているんだろう?』と考えるようになった。狙いにいけないのに、どうしてもバーディも欲しくなるし…ミスに過剰反応してだんだん疑心暗鬼になってくる」

9度目の全米オープン挑戦で、2010年以来2度目の決勝ラウンドは、まず苦いものに。「これが全米オープンなのかなと思う。最後だけでも良いスコアを残して帰りたい」。やられっぱなしで帰るわけにはいかない。(ノースカロライナ州パインハースト/桂川洋一)

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