PGAツアー復帰へ…50位の今田竜二は茨の道を覚悟
2014/06/09 07:27
連日の悪天候に見舞われた「フェデックス セントジュードクラシック」の最終日、28ホールを回り終えた今田竜二は、「疲れました。全米オープン予選(36ホール)から、今週と…」とぐったりとしながら、汗を拭った。
終わってみれば通算2オーバーの50位タイ。「体力的には大丈夫だけど、良いゴルフが出来ていないと疲れます」と、不本意な内容にため息。「ショットはこんなものだけど、パットが入らないと上位に行けない。パットがもう少し良ければトップ10にも入れた」と、得意の小技に冴えがなかったことを悔しがった。
PGAツアーのシード権を持たない今田は、今後もウェブドットコムツアーを基本としながらも、PGAツアーで出られる試合には出ていく方針。「中途半端かも知れないけど、その分、良いゴルフをすればいい」と、その腹を決めている。
PGAツアー復帰へ至る道は、PGAツアーで優勝するか、フェデックスカップランキング125位以内に入ること。またはウェブドットコムツアーでレギュラーシーズンの賞金ランキング25位以内、もしくは同ファイナルシリーズで上位50位以内に入ること。
「ウェブドットコム一本の人もいるけど、PGAに出るチャンスがあるのに無駄にしてしまうのは僕の中ではやりたくない。チャンスがあればこっちに出たい」。
次週は「全米オープン」開催週で、ウェブドットコムツアーも試合がない。再来週以降、これまで同様に両ツアーを睨みながらの戦いが続いていく。(テネシー州メンフィス/今岡涼太)