2014年 フェデックス セントジュードクラシック

上がり4ホールで3バーディ ミケルソンに復調の兆し

2014/06/06 10:56
復調の兆し!?P.ミケルソンは首位と4打差、暫定9位発進を決めた(Stephen Dunn/Getty Images)

テネシー州メンフィスにあるTPCサウスウィンドで開幕した「フェデックスセントジュードクラシック」の初日、フィル・ミケルソンが5バーディ2ボギーの「67」(パー70)、暫定9位と好位置でスタートとした。

今シーズン13試合にして、未だにトップ10フィニッシュのないミケルソン。この初日は悪天候のため午後組の多くの選手が日没サスペンデッドを強いられる中「今日のラウンドがなぜ良かったかというと、最後の4ホールで3バーディを奪えたから。ここ最近、良い上がりをすることが出来ずに苦しんでいたからね」と笑顔を見せた。

次週はキャリアグランドスラムの懸かる「全米オープン」が控えている。今季2戦目となるメジャー大会は、99年にミケルソンが初めて2位に入ったパインハーストNo.2がその舞台であり(同大会では計6度の2位)、当時は妻・エイミーさんが産気づいたことを知らせるポケベルが鳴ったらすぐに試合をやめて、妻の元に戻ろうと決意しながらの戦いでもあった(結局、翌月曜日に長女・アマンダが生まれた)。

ミケルソンは言う。「自分のゲームで、なにも悪いところはない。もう少しだと思うんだ」。残り3日、その言葉を結果で証明したいところだ。(テネシー州メンフィス/今岡涼太)

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