マキロイ 思い出の舞台で世界トップ10返り咲きなるか
2014/05/01 07:06
米国男子ツアー「ウェルズファーゴ選手権」開幕前日の4月30日(水)、8位で終えた「マスターズ」以来3週間ぶりの出場となるロリー・マキロイ(北アイルランド)が、プロアマラウンド終了後に公式会見に応じた。
「最初に優勝した思い出もあるし、ここは僕が大好きなコースの1つ。今年も戻ってこられて嬉しいね」。マキロイにとって、同大会は2010年に米国ツアー初優勝を飾った思い出の地。12年にはプレーオフで敗れての2位、昨年も10位タイとコースとの良好な関係は続いており、今年も優勝候補の筆頭に目される存在だ。
今季は米国と欧州ツアー計8試合に出場し、2回の2位を含む6回のトップ10フィニッシュを重ねながらも未勝利が続いている。「優勝のチャンスはあったけど、なかなか勝てないね」。今週発表の世界ランキングでは10位から11位に後退し、約3年ぶりにトップ10から陥落した。そんな、あと一歩の壁を踏み越えるべくマキロイは、今季スタッツの中で141位と低迷中のストローク・ゲインド・パッティング(スコアに対するパットの貢献率)の改善、つまりはパットの修正に光明を見い出している。
「今年のパットには、ちょっとした欠点があったんだ。アドレスで少しクローズに構え過ぎていて、(カップに対して)目線がストレートに見られていなかった。狙いから3インチほど左にずれていたんだよ」。その矯正は順調に進んでいるようで、「あるべき正しい目線になった」とマキロイ。ショットの好調は自認しているだけに、パットの修正具合がチャージへの鍵を握りそうだ。最終日の4日(日)は、ちょうど25歳の誕生日。大会2勝目と早々のトップ10返り咲きで、自身のバースデイを祝いたい。(ノースカロライナ州シャーロット/塚田達也)