2014年 マスターズ

スネデカー 自己申告で1ペナ付加も5位発進

2014/04/11 09:25
同組の松山を差し置いて好発進を決めたスネデカー(Andrew Redington/Getty Images)

今年で7度目の「マスターズ」出場となるブラント・スネデカーが、大会初日を2アンダー5位タイと好位置で終えた。スコアカードに残されたのは5バーディ3ボギーという数字だけ。だが、その中身は波瀾万丈のドラマだった。

アーメンコーナーの出口となる13番(パー5)で、第2打をグリーン左サイドのラフに打ち込んだスネデカー。つま先下がりのライに立ち、2回素振りをして足元を見直すと「球が数センチ動いた」ことを認識した。

すぐに競技委員を呼んで、1罰打を付加してリプレースをしたスネデカーは、“風で動いたという主張は試みなかったのか?”と問われると、「ノー。だって、13番グリーンには風が無かったから」と潔い。「(球が)動いたのを見たんだよ。動かせることができるのは自分以外にいないから、それは自分が原因だって分かったよ」。

1打の罰を食らいながらもこのホールをパーで切り抜けたスネデカーは、序盤の4番(パー3)では、暫定球まで打ちながら最初の球が見つかってパーセーブ。その後も何度も右に押し出すミスショットを放ちながらも、その都度、見事なリカバリーを見せて切り抜けた。

「今日は全てのミスが右方向だった。ここは右へのミスならばまだ取り返せる。左にミスし始めたら大変だ」。その切り替えは、彼の特徴である“構えたらすぐ打つ”ファストプレーにも通じる爽やかなものだった。

この好プレーを支えたのは、パッティングを含めたショートゲーム。10番で下り3メートルのパーパットを沈め、15番でも「外れたら2~3メートルは行っていた」というバーディパットをねじ込んだ。

決して好調とは言えないが、08年に3位タイに入った自己ベストを更新するには、こういう運や、良い行いが邪魔をすることはないはずだ。(ジョージア州オーガスタ/今岡涼太)

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