2年ぶりのマスターズで宣言 松山英樹「優勝を目指す」
2014/04/09 00:10
ジョージア州オーガスタで今週開幕する米メジャー今季初戦「マスターズ」を前に、公式記者会見が8日(火)行われ、2年ぶりに出場する松山英樹が「優勝を目指して戦う」と宣言した。
3度目の出場となる「マスターズ」。初出場の2011年はローアマチュア(全体の27位)を獲得し、日本人選手として初めて表彰式を経験した。やはりアマチュアだった12年大会は54位、昨年は出場権を掴めなかった。プロとしては初めて訪れたオーガスタの地だが、「ここに出られたからには優勝を目指しているので、その喜びは随分減っている」と、もはや“出場”に心が躍ることはない。
「アマチュアの時はローアマを目指して頑張ったけど、プロになったら優勝を目指して戦う。今までとは違う緊張感が生まれると思うので、その辺りが課題。それを克服していけるように頑張りたい」と、現地メディアも身構える前でやや緊張した面持ちで語った。
東北福祉大の卒業式出席などで今大会は4週間ぶりのトーナメント出場。午前10時から行われた記者会見の前には、練習場で打ち込みを行い、時折、顔をゆがめ、痛めている左手をさするような仕草も見せた。まだ調子は万全とは言い難い様子だが、「残り2日間、しっかり調整していきたい」と話し、会見後にスケジュールしていた練習ラウンドのため、大勢のパトロンが待ち受けるコースへと向かった。(ジョージア州オーガスタ/今岡涼太)