2014年 プエルトリコオープン

石川遼、好相性のプエルトリコへ 今田竜二も参戦

2014/03/06 08:42

米国男子ツアー「プエルトリコオープン」は6日(木)、プエルトリコ北部のトランプインターナショナルGCで開幕する。石川遼は2位フィニッシュした2012年以来、3年連続の出場。昨年は米ツアーでは初のホールインワンを達成するなど、好相性の土地に乗り込んだ。

今週はフロリダで世界ランク上位選手たちが集結する「WGCキャデラック選手権」が同時開催。石川は既に来季のシード権も確保している状態だが、今年も“裏開催”でのトーナメントでしのぎを削る。前週の「ザ・ホンダクラシック」で予選落ち後に移動。火曜日までにトータル2ラウンドの練習をこなし、開幕前日はプロアマ戦に出場した。

その最終調整を終えた石川は「(プロアマ戦の)後半は、パッティングも7回くらい1パット。4メートル位のパットも3、4回入った。グリーンとの相性も合っている」と納得の表情。しかしここ1カ月以上、スイングの修正に取り組んでいる最中で「ショットに関しては、まだまだという感触がありますけど。やっぱり1回だけできても意味がなくて、100回続けてできないと意味がない。それが出来るかといえば、出来ていない感じ」と厳しい自己評価を下した。

「予選ラウンドをとにかく落ち着いてプレーして、決勝ラウンドに繋がるような2日間にしたい」と、まずは静かに予選2日間を戦う意気込みだ。

また、今週は現在ウェブドットコムツアーを主戦場としている今田竜二も参戦。1月の「ソニーオープンinハワイ」以降はミニツアーに出場するなどして調整を重ねてきた。カリブ海の北東に位置する土地で警戒するのは「やっぱりこの風」。

また、「グリーンもパスパロという芝で癖もありますし、粘り気もある」と分析し「調子は悪くないですけど、試合の中での緊張感の中で打つショットと違ってくる。風の向きやホールの向きでドロー打ったり、フェードを打ったりしないといけない。試合にならないと分からない部分ですね」とゲーム中の対応力がスコアを左右しそうだ。

フィールドは若手を中心に、米国本土での戦いに思いを馳せるプレーヤーたちばかり。日本勢はそれぞれ、主役のひとりとなれるだろうか。

2014年 プエルトリコオープン