松山英樹が左手首負傷のため棄権
2014/03/01 01:30
フロリダ州のPGAナショナルで開催中の米国男子ツアー「ザ・ホンダクラシック」2日目。松山英樹が左手首痛のためスタート前に棄権した。
松山は前日、第1ラウンドをイーブンパーの57位タイでフィニッシュ。しかしホールアウト後はすぐに患部にアイシング治療を施し、練習を行わずに宿舎へ戻っていた。この28日(金)は午前11時55分のスタートに備え、10時半過ぎにコース入りしたが、左腕にテーピングを巻いて現れた打撃練習場での調整中に棄権することを決めた。
昨年は左手の親指付け根付近を痛め、国内ツアーの終盤戦の戦いに影響が出た。しかし本人によれば、同じ部分の負傷ではないという。
大会主催者に出場のキャンセルを告げ、帰りの車に乗り込む直前「痛みは無いです。まあ、大事をとってという感じです。長引くと嫌なんで。去年は無理をしてやって、だいぶ長引いてしまったので」と松山。「(今週も)予選は通過できるかもしれないけれど、4日間やるとなると厳しいかもしれない」
次週は同じフロリダ州のマイアミ近郊で行われる「WGCキャデラック選手権」。世界選手権シリーズのビックイベントだ。「次週に向け調整?そうですね。そのために棄権するんで。本当はしたくないけれど、しょうがないです」と、心配する周囲をよそに笑顔も交えながら気丈にコースを後にした。