ツアー2年目の石川遼「余裕が出てきた」
2014/01/22 11:11
カリフォルニア州ラ・ホヤにあるトーレパインズGCで23日(木)から開幕する「ファーマーズインシュランスオープン」は、石川遼にとっては2年前(2012年)、13位タイに入って翌年の米ツアーフル参戦に向けた足がかりを作った大会。21日(火)、同サウスコースで18ホールを回った石川は、引き続き好調な仕上がりを見せていた。
前週の「ヒュマナチャレンジ クリントンファウンデーション」で25位タイに入った石川は、日曜日のうちにサン・ディエゴまで移動を済ませ、「晩御飯までこっちで食べられた」と近郊開催を効率よく利用。翌月曜日はたっぷり睡眠を取ったのち、カールズバッドにあるキャロウェイ本社の練習場で1~2時間と軽めの調整をして、連戦の疲れを癒やした。
「(2年目となり)物理的な余裕は出てきた感じです。移動とか、体の負担は減りますね」と石川。「気持ち的な余裕は別ですけど(苦笑)」。
先週までと同様に、今週もまずは確実なポイント獲得を目標に据えている。「(ショットに関して)良くなる要素はあるけど、今はあえて新しい取り組みをやるよりも、ポイントを獲っていくことが大事。サウスコースは特にショット力が必要なので、球筋が変わったりするのは避けたいので」。現状でもそれなりの戦いができているという自負が、リスクを取ることから遠ざけている。
初日はサウスコース、2日目はノースコースをプレーすることとなった石川は、「目標はサウスでもノースでも4バーディが最低限。初日が(難しい)サウスなので、しっかり我慢してノースに繋がるようにしていきたい」と、しっかりと足元を見つめた戦略を立てた。(カリフォルニア州ラ・ホヤ/今岡涼太)