予選落ちの石川遼、次週も緊急参戦で“6連戦”へ
2014/01/11 14:16
石川遼にとって2014年の米ツアー初戦となった「ソニーオープンinハワイ」は、初日「73」2日目「70」の通算3オーバーで118位。カットラインに4打届かず、週末を前にワイアラエCCを去ることになった。
「集中力の問題。試合モードになれなかった」とは石川の弁。2週間のオフが試合勘を鈍らせ、「頭の中がざわざわしている感じ。イメージが出なかった」と唇を噛んだ。
スタッツを見れば、フェアウェイヒットは14ホール中わずかに1ホールだけ。しかし、「セミラフから4回くらい打っているし、そこまで悪いスイングをしていたわけじゃない。感触としては悪くないから、集中力と噛み合えば・・・」と、メカニカルな不安点は否定した。
試合勘について、石川はイーグルを奪った最終9番(パー5)を例にあげた。「最後のセカンドは、7Iと8Iの間の距離。風が最初はフォローで8Iを持っていたけど、打つ直前にアゲインスト目になって7Iに瞬時に変えた。そういう部分が足りなかった」。
当初、次週の「ヒュマナチャレンジ クリントンファウンデーション」は出場を見送る予定だったが、今週の結果を受けて急遽出場する意向を固めた。
「これでノーザン(トラストオープン)までは全部出ることになると思う。体と相談しながらだけど、今のところ体の調子はすごくいいので」。不甲斐ない結果に終わった14年初戦は、石川に6連戦を決意させた。(ハワイ州ホノルル/今岡涼太)