2013年 WGC HSBCチャンピオンズ

初日28位の松山英樹が背中痛で棄権

2013/11/01 10:41
前週から背中の痛みに苦しんでいた松山英樹は、2日目スタート前に棄権した(写真は前週のCIMBクラシック時)

中国・上海のシェーシャンGCで開催されている、世界ゴルフ選手権「WGC HSBCチャンピオンズ」の2日目。1アンダー28位タイで初日を終えていた松山英樹が、第2ラウンドスタート前に背中痛のため棄権した。

松山はこの日、スタートの約1時間前の午前8時にコース入りして、まずはパッティング練習。30分ほどしてドライビングレンジへ移り、数球ボールを打ったが、先週から痛めている背中の状態がプレー不可能と判断。スタート前に大会本部へ棄権を申し出た。

松山は「球を打ってみたけど痛みが取れず、スイングが思うように出来なかったため大事を取って棄権することに決めました。非常に悔しい思いが強いですが、今後も戦いは続くので、決断しました」とコメントした。

松山は、マレーシアで開催された前週の米ツアー「CIMBクラシック」3日目から背中痛を発症し、プレー中に苦悶の表情を見せていた。今週も痛みを抱えた状態でのプレーが続き、初日はすべてのショットをハーフショットにとどめて1アンダーの28位発進。ホールアウト後には「明日の朝起きて、今日よりも悪かったらやらないかもしれない」と自ら2日目への不安を口にしていた。

長引くと、深刻な故障にもつながりかねない箇所。当初は今大会後、逃げ切りの賞金王獲得がかかる国内ツアーへの参戦を予定していたが、この日の棄権後は「今後の予定は、日本に帰ってじっくり考えます」と慎重に言葉を選んだ。

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