2013年 WGC HSBCチャンピオンズ

川村は「73」に手応え、藤田は「75」に苦悶

2013/10/31 19:58
国内で好調の波に乗った川村昌弘は「●」でビッグトーナメントの初日を滑り出した

中国・上海にあるシェーシャンGCで開幕した世界ゴルフ選手権シリーズ「WGC HSBCチャンピオンズ」初日、今大会初出場となる川村昌弘は4バーディ3ボギー1ダブルボギーの「73」、4年連続4度目の出場となる藤田寛之は、2バーディ3ボギー1ダブルボギーの「75」。それぞれオーバーパーで終えた2人だが、明日への視界は大きく違った。

1オーバー、52位タイの川村は「今日はずっといい感じだったけど、良い方に行かなかった」と振り返る。フェアウェイを外したのは2回だけ、パーオンしなかったのも3回ほど。ショットの感触はいいが、あと少しが噛み合わなかった。ダブルボギーとした8番(パー5)では、ユーティリティでグリーンを狙った3打目がやや右に出てクリークへと吸い込まれ、ドロップ後の5打目はピンの根元に当たってグリーンエッジまで跳ね返された。

「ショットはすごくいいので、4アンダーくらいは“全然”でると思います。あと3日あるので、1日くらい良い日はあるかな」と川村。上がり2ホールの連続ボギーは「残念なので、テンションが低いです」とぼやいたが、明日以降の巻き返しに期待できそうだ。

バーディ先行で滑り出した藤田寛之は15番のダブルボギーが痛かった

一方、2バーディを先行させながらも9番、10番の連続3パットボギーでリズムを失い、後半はバーディを奪えずに終わった藤田は、「途中の3パット2回から、ショットも段々悪くなってきた」と意気消沈。前日の打ち込みで「前半はイメージが良かった」というが「後半は持ち球のフェードも出なくなった」と首をひねった。

「明日、明後日で65とか66がでる感じじゃない。自分の中でやるべきことをやって、取り戻さないといけない」と、自分との戦いに没頭する覚悟を固めた。(中国・上海/今岡涼太)

2013年 WGC HSBCチャンピオンズ