松山英樹、11位浮上も「このままだとしんどくなる」
2013/10/12 11:56
PGAツアーメンバーとして今季初戦の「フライズドットコムオープン」を戦っている松山英樹が、2日目に一気にギアを上げて加速した。
出だしの10番でバーディを奪った松山は、15番(パー5)では3Wのティショットから、2打目は残り259ヤード。ユーティリティを振り抜いてピン上5.5メートルに運んでイーグルとした。その後は2つのボギーを挟みながらも、4バーディを積み上げてこの日「66」。通算6アンダーとして、首位と5打差の11位で残り2日の決勝ラウンドへ進出した。
それでも、まだ本調子とは言い難い。「予選を通ってほっとしているけど」と松山は言う。「ティショットに不安があるので、このままだとしんどくなる」。ティショットで手を離す場面も多かったこの日、PGAツアー今季初イーグルにも「(ティショットを)ドライバーで打っていないんでね」と苦笑いを浮かべた。
昨季のPGAツアーでの部門別ランキングを見ると、松山の「最終ラウンドの平均スコア」は68.33で堂々の2位。だが、「第3ラウンド」は一度も60台がなく、平均スコアも71.83の157位と低迷している。
「今日は(結果的に)良いところにあったかもしれないけど、続けば大きな怪我になる」と、気を引き締めた松山。懸案のドライバーショットをいかに修正できるかは、週末に向けた大きな課題だ。(カリフォルニア州サンマーティン/今岡涼太)