2013年 ウィンダム選手権

ぎりぎりセーフ・・・石川遼は62位タイで予選通過

2013/08/17 08:52
なんとか予選は通過したが・・・石川の今大会でのシード確保は風前の灯になりつつある。

ノースカロライナ州のセッジフィールドCCで開催中の米国男子ツアー「ウィンダム選手権」2日目。イーブンパーの78位タイから出た石川遼は3バーディ、2ボギーの「69」。通算1アンダーとしてカットラインギリギリの62位タイで予選を通過した。

スタートホールの10番、第1打をフェアウェイバンカーに打ち込んだ石川はいきなりボギー発進。13番から2連続バーディを奪い返したが、この日もやはり周囲をヤキモキさせるプレーが続いた。ショットでチャンスは作る、しかし決めきれない。15番(パー5)では2メートル、16番(パー3)は手前から4メートルのバーディパットを外し、一気に上位進出する流れをつかめなかった。

イーブンパーのまま折り返した後半アウトも、第2打でグリーン右奥のカラーまで運んだ5番(パー5)での1バーディのみ。「このコースはピンのラインを直接狙いにくい。ピンの横につけるので、どうしても曲がるラインが多くなる」。この日の18ホールでパーオンを逃したのは3回だけだっただけに、グリーンサイドは、ため息でいっぱいになった。

今季中盤戦はストロークの精度に悩まされたが、6月の再渡米後、新しいネオマレット型のパターを握って矯正し、向上の手応えはある。「打ち方は変えないでいいので、距離感があってくれば」と課題はタッチにあると口にする。

同組でプレーしたパトリック・リードは通算11アンダーの首位、チャーリー・ハウエルIIIは6アンダー10位タイと好調。「アイアンがもう少し近くについてくれて、5、6メートルが36ホールで2、3回入っていれば、あのくらいのスコアにはなったはず」と悔やんだ。

崩れかけたところを耐える安定感は見せているが、やはりバーディ合戦の展開される今週は、ビッグスコアが欲しいところ。明日のムービングデーは雨予報。悪条件を味方に付けることができるか。(ノースカロライナ州グリーンズボロ/桂川洋一)

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