2013年 全米プロゴルフ選手権

石川遼、最終日にブレーキ 最終戦4位前後がシード条件に

2013/08/12 10:04
最終18番、第2打はミスショット。クラブを離す石川遼。

ニューヨーク州オークヒルCCで行われた今季の海外メジャー最終戦「全米プロゴルフ選手権」。イーブンパーの21位で最終日を迎えた石川遼は2バーディ、4ボギーの「72」とスコアを落とし、通算2オーバー29位タイで4日間の戦いを終えた。

ホールアウト後の石川に、満足感は微塵もなかった。「良くない内容通りの結果。ショットが全体的に良くなかった」。上位進出をかけ「ロケットスタートを」と意気込んだ序盤から、苦しい展開が続いた。

出だしの1番でパーオンを逃してボギー発進とすると、その後前半のうちに2ボギーを加えた。ティショットから左右にボールが散り、チャンスを作れない。後半12番でようやく最初のバーディを決め、終盤は15番(パー3)で6メートルを沈めてなんとかパーセーブ。続く16番で左から3メートルを決めてバーディを奪ったが、最終18番でボギーフィニッシュ。右ラフからのアイアンでの第2打はグリーンに届かず、クラブから手を離し、天を仰いだ。

「ショットが曲がって難しくなった。ラウンド中も直そうとしたけれど…。スコアメークできなくて悔しい」

来季のシード権取得となる賞金ランキング、フェデックスカップポイントランキング125位に入るためには、次週のレギュラーツアー最終戦「ウィンダム選手権」で、4位前後でのフィニッシュがボーダーラインとなりそう。「できる限りの準備をしてやりたい。ショットをもう一回直さないといけない。やれることをやらないと」。

125位入りを逃した場合、石川は今月最終週から開幕する4試合の下部ツアー選手との“入れ替え戦”ウェブドットコムツアーファイナルに参戦する。(ニューヨーク州ロチェスター/桂川洋一)

2013年 全米プロゴルフ選手権