2013年 WGCブリヂストンインビテーショナル

松山英樹が最終調整 同組のウッズ「良い選手と聞いている」

2013/08/01 07:33
練習ラウンドを終え、笑顔で健闘を誓い合った松山とB.ホーシェル

世界選手権シリーズの「WGCブリヂストンインビテーショナル」は1日(木)から4日間、オハイオ州のファイヤーストーンCCで開催される。松山英樹は31日(水)、当地で最終調整を終えた。

松山にとっては、既に恒例となった海外ツアーでの外国人選手との練習ラウンド。開幕前日の“スパーリング相手”は、今季1勝、「全米オープン」の予選ラウンドをともにしたビリー・ホーシェルだった。前週「RBCカナディアンオープン」で約束を取り付け、午前8時からインの9ホールをプレー。後半は冷たい雨に打たれながらコースをチェックした。

しかしショットに精彩を欠き、顔には昨日に続いて不満が見て取れた。「修正はできてないです。パープレーだったら泣けてくるくらい嬉しい」と調子を分析する。パッティングについては「多少助けてくれるかもしれない・・・」とわずかな希望をのぞかせたが、「自然体でも良いスコアが望めないくらいの状態なんで、逆に緊張しながらやった方が良いスコアで回れるかもしれない」と開き直った様子でコースを後にした。

その一方で、周囲の注目は集まるばかり。ホーシェルは練習ラウンド終えると「全米オープンでも一緒に回ったけれど、21歳とは思えないよね。ショートゲームもこれからたくさん経験していけば、学んでいけるはずだ。明るい未来が待っている」と絶賛。

そして初日、2日目と同組でプレーするタイガー・ウッズもこの日の公式インタビューで質問を受け「楽しみだね。彼とプレーするのは初めてになる。全英の予選ラウンドで一緒に回ったロリー(マキロイ)にも聞いたよ。いい球を打つし、距離も出ると言っていた」とコメント。「若い選手の、次世代の選手になるだろうね。彼は21歳だろう。(24歳の)ロリーはもう、オッサンだ」と最後はマキロイを“出しに使った”ジョークで締めくくっていた。(オハイオ州アクロン/桂川洋一)

2013年 WGCブリヂストンインビテーショナル