2013年 全英オープン

片山晋呉、特訓の成果ありで決勝へ

2013/07/20 09:12
緻密な準備が実を結び、決勝進出を果たした片山晋呉

今年のミュアフィールドが、7年ぶりの「全英オープン」出場となった片山晋呉。初日は2オーバーの「73」と上々の位置で終えたが、午後スタートとなった2日目は6オーバーの「77」。だが、通算8オーバーは、滑り込みで週末への切符を手にした。

「昨日の午後の人の苦労がよく分かった。グリーンは止まらないし、まあ大変だね。自分が最高のゴルフをしても、パープレーか1オーバーくらいだろうね」と、硬く締まったグリーンと、日替わりの風に白旗気味。「でも、和合の方が難しかったかな。あそこは(グリーン)手前が使えないでしょ。ここは、和合と大洗を足したような難しさだね」。

渡英前、片山は国内のゴルフ場で特訓をしてきたという。コース内のバンカーに看板を立ててポッドバンカーに見立てたり、50ヤードほどのアプローチをパターからウッドまですべてのクラブで試したり。その準備が、久しぶりのリンクスコースでも発揮された。

今週は2ラウンドで3パットが1回だけと、グリーン上での対応も際立っている。この日は6番からの4連続ボギーも、ハーフターンでさらりと帽子とグローブを変え、嫌な流れを断ち切った。「まあ、普通ですね」。メジャーとはいえ、ここまで気負いは見られない。だが、土日に雰囲気は変わるかも知れない。「テンション上げて、アンダーパーでも出したいですね。2(アンダー)とか3とかね」。明日土曜日は、第1組でティオフする。(英国ミュアフィールド/今岡涼太)

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