2013年 全英オープン

松山英樹、公式会見で見せた“自信”

2013/07/16 20:09
全英オープン開幕2日前の公式会見に出席した松山英樹。

タイガー・ウッズが1時間半前に会見を行った同じ場所で、松山英樹が日本人選手として唯一、大会前の公式会見に招かれた。R&Aが主催する「全英オープン」は、松山を“2度のアジア・アマチュアチャンピオン”と紹介し、その実績を称えた。

火曜日(16日)の午前11時半、鮮やかなブルーのウェアで登場した松山は、いつにもまして緊張気味。だが、外国人記者からは、多くの質問が投げかけられた。「リンクスの攻略法は誰かに聞いたか?石川遼もプレーしたことがあるが、彼からアドバイスは貰ったのか?」「全米オープンの10位タイは自信になったか?」「日本勢で世界ランキング最上位。日本を代表するプレーヤーという意識はあるか?」

松山は、一つ一つの質問に対して、淡々と言葉を重ねた。「02年にここを回った丸山茂樹さんと一緒にラウンドさせて貰って、アドバイスを頂きました。低い球の打ち方とか。石川君とは特に話をしていません」「全米オープンは自信になったけど、自分のゴルフが変わることはない。いつも通りのプレーをしたい」「プロになって数ヶ月でこの位置にいられるのは嬉しい。でも日本の代表というよりも、自分のプレーをしたいです」。

今週への期待を問われると、松山は思わず顔をほころばせた。「予想ですか?そうですね、やっていけそうな雰囲気はあるけど、初めてのリンクスコースなので、自分の自信と結果がどうなるかは分からない。予選を通過して、なるべく上位に行きたいです」。

会見後は、マスターズの関係者が挨拶に訪れ、今週の活躍、そして次年度のマスターズでの再会を約束し、松山をねぎらった。「アジアアマチャンピオンである松山英樹を誇りに思うか?」オーガスタの住人たちは、「もちろんさ」と誇らしげに頷いた。(英国ミュアフィールド/今岡涼太)

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