2013年 全英オープン

松山英樹はマキロイ、ミケルソンと同組「すごいところに入れて貰った」

2013/07/16 08:43
阿部靖彦監督に見守られながら、アプローチ練習をする松山英樹

自身初の「全英オープン」に出場する松山英樹は、月曜日も当地ミュアフィールドGCで練習ラウンドをこなし、これで土曜日から3日続けて18ホールを完走。本戦に向けて、着実に準備を積み重ねていっている。

初のリンクスコースを前に、松山はポケットキャビティタイプの3I(スリクソンZ525)のロフトを立てて2Iとし、ユーティリティの代わりにバッグに入れた。「風の重さが全然違う」と、常時吹き付ける海風に負けない低い弾道が武器のひとつ。だが、「高い球も低い球も必要な時がある」と、球を止めにくい硬く締まったグリーンは、一筋縄では攻略できない。「これだけ難しかったら、頭を使いますね・・・」と、さすがの松山も困惑の表情を隠せなかった。

グリーン回りでは4Iで転がしのアプローチにもトライしているが、「(タッチは)合っていないです」と憮然。「試合の1打となったら打てるかどうか分からない。その場所、その場所で一番自信のある選択をしたい」と、開幕までの残り3日でその精度を上げていくつもりだ。

最新の世界ランキングは44位。日本人最上位に位置する松山は、大会でも必然的に注目を集めている。火曜日には日本人で唯一公式会見に呼ばれ、予選ラウンドはロリー・マキロイ(北アイルランド)、フィル・ミケルソンと同組となることが発表された。「なかなか一緒に回ることができない2人。自分のプレーをしつつ、トッププレーヤーの技術を見てみたい。そんな余裕は無いと思いますが」と笑った松山。「まずは自分のプレーをしっかりしていきたいですね」と、いつものようにしっかりと足元を見つめていた。(英国ミュアフィールド/今岡涼太)

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