2013年 全米オープン

藤田寛之、上田諭尉は苦しみながら1Rを完了

2013/06/14 11:09
後半にかけてペースを乱していった藤田。第2ラウンドでは意地を見せたい。

今季の海外メジャー第2戦「全米オープン」が13日(木)、ペンシルベニア州のメリオンGCで開幕。悪天候による2度の中断の影響で、日本勢の松山英樹塚田好宣はいずれも7ホールを消化したのみに終わったが、午前スタートの藤田寛之上田諭尉はホールアウトし、それぞれ6オーバーの暫定133位タイ、8オーバー暫定148位タイとなった。

4年連続の出場となった藤田は出だしの11番からボギー発進。それでも約3時間半の中断を経た後、13番(パー3)ではウェッジでのティショットで、ピン奥からバックスピンで戻し、カップの左をすり抜けるスーパーショットを見せバーディを奪った。

しかしその後は18番で3オン3パットのダブルボギーを叩くなど、安定感を欠いた。2番(パー5)では2打目を「思っていたところにフェアウェイが無かった」と判断ミスからラフに入れボギーとすると、終盤は防戦一方に。大会前から風邪に悩まされていたが、体調も徐々に回復する中で悔しいプレー。

初のメジャーデビューはホロ苦いものに。上田も明日以降の奮起を誓った

「後半にちょっとショットが悪くなった。全体的につかめていない感じ。やりたいことがやれていない」と、ため息をつく。「そろそろ結果を出さないといけない。出るだけではしゃぐ(出場)回数ではない」と危機感を募らせた。

一方、メジャー初出場となった上田は「自分で勝手にメジャーを意識し過ぎて、バタバタしてしまった」と8番までに5ボギー。12番ではティショットを右サイドのOBゾーンに打ち込むなどして痛恨のトリプルボギーを叩いた。15番で唯一のバーディを奪ったが、結局「78」。

「終盤は良いゴルフができたと思うけれど…。バーディは“お土産”みたいなもの。グリーンが見た目よりも速かった。明日はなんとか、0(イーブンパー)を目標にしたい」と、挽回に力を込めていた。(ペンシルベニア州アードモア/桂川洋一)

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