2013年 全米オープン

石川遼「全米OP」予選会突破ならず メジャー連続出場が15で途絶える

2013/06/04 09:02
バーディチャンスを逃し、思わず顔を覆う石川遼。「全米オープン」出場権獲得はならなかった

米国ペンシルベニア州にあるメリオンGCで、6月13日に開幕する海外メジャー第2戦「全米オープン」。13日(月)に米国11会場で地区予選会が行われ、オハイオ州会場でプレーした石川遼は通算6アンダーの23位タイ。出場120人中、上位15枠に付与される出場権獲得はならなかった。

ブルックサイドG&CCとザ・レイクスG&CCの2コースを1日で回る、計36ホールのストローク戦。石川はブルックサイドで3バーディ、1ボギーの「70」、ザ・レイクスで5バーディ、1ボギーの「68」でラウンド。好調なショットに対し、勝負どころでパットを決めきれない展開となった。計138ストローク、通算6アンダーは通過ラインのプレーオフ進出に2ストローク及ばなかった。

石川は2009年の「全米オープン」以降、今年4月の「マスターズ」まで日本勢歴代2位となる15大会連続で海外メジャーに出場。歴代トップの丸山茂樹の記録、19試合の更新はお預けとなった。「メジャーに、全米オープンに出られないのは非常に残念」と悔しさをにじませる。一方で、「今日の内容だったり結果に対して自分に失望したり、上達してないなと思ったことはない。すごく安定したラウンドができた」。「全米オープンの舞台に日本人の選手が何人もいて、自分が出られないのはもちろん悔しいですけど、でも大切な“ピース”はそれだけじゃない。今日36ホールを振り返っても、いくつものピースがあった。それをまとめて、全体的に見てみると良かったと思う」と今後への収穫も掴んだ様子で話した。

なお、テネシー州会場での予選に出場した今田竜二は27ホールを終えて途中棄権。アトランタ会場でプレーしたアマチュアの平井神人も出場権獲得はならなかった。

本戦に出場する日本勢は、先月27日に茨城県の大利根カントリークラブで行われた日本地区予選を突破した松山英樹上田諭尉塚田好宣藤田寛之の4選手となった。

石川遼は「全米オープン」米国地区予選会で23位タイに終わり、通過は叶わなかった
ザ・レイクス3番の第2打。ロープがなくギャラリーも自由にフェアウェイを歩く

2013年 全米オープン