2013年 ザ・メモリアルトーナメント

石川遼は全米OP予選会へ 松山の存在は「一番大きなモチベーション」

2013/06/03 10:57
石川遼は57位タイで終了。明日は休む間もなく「全米オープン」予選会へと向かう

「ザ・メモリアルトーナメント」最終日、石川遼は、4バーディ、5ボギーの「73」でまわり、通算6オーバーの57位タイで4日間の戦いを終えた。この日はスタートホールの10番でボギーが先行。2つ落として折り返した後半は3バーディを奪うが、2番、6番と2つのボギーが流れを遮り、最終的にオーバーパーでホールアウトした。

「あともう一段階、二段階上がっていくために必要なものはアプローチとパッティング」と今後の課題を挙げ、「その2つの精度を上げていければ、ゴルフ全体のリズムがもっと良くなってくる」と、好転へのポイントを掲げる。「今週はあまり上手くいかなかった週」と振り返ったが、明日は体を休めることなく、次なる戦い「全米オープン」の出場権をかけた予選会(米国オハイオ州)に出場する。

「明日36ホールは力を振り絞ってやりたい。最初の18ホールがすごく大事だと思いますし、そこを集中してやっていきたい」と石川は全力を誓う。主戦場を米国に移した今、「ワールドランクで出場権を得るのはすごく難しい」と、メジャー出場は困難な状況にある。予選会も120人が出場を予定し、通過は上位15人前後の狭き門。そのモチベーションを上げている要因の1つに、海を隔てて戦う日本の怪物ルーキー、松山英樹の存在がある。

「明日、予選会に臨むにあたり、一番大きなモチベーションと言っても過言ではない」と言わしめるライバルの活躍が、石川を駆り立てる。「今の日本のトップの選手がどこまでやれるのか。僕は僕のルートでいければいいなと思いますけど、それは大きなモチベーションに繋がっているというのは間違いないです」ときっぱり。同世代の活躍にも刺激され、メジャーという大舞台で同じフィールドに立つための切符を、まずは全力で獲りにいく。

2013年 ザ・メモリアルトーナメント