2013年 クラウンプラザインビテーショナル

50位タイ発進の石川遼、連続ボギーにも「粘れるようになってきている」

2013/05/24 09:48
前半の悪い流れを断ち切り、なんとか予選通過圏内で初日を終えた石川遼。(Scott Halleran/Getty Images)

米国男子ツアー「クラウンプラザインビテーショナル」が23日(木)、テキサス州のコロニアルCCで開幕。前週の「HPバイロンネルソン選手権」で今季初のトップ10フィニッシュを果たした石川遼が参戦し、1打及ばず予選落ちを喫した昨年のリベンジを懸け初日に臨んだ。

「体調が良くなかった。コース上ではなんとかなりましたけど」と、ホールアウト後に腰の痛みがあったことを明かした石川。インコースからのスタートとなった第1ラウンドは、2つ目のバーディを奪った直後の13番から3連続ボギーを叩く苦しい前半戦を迎えた。13番のパー3では、グリーンを外したティショットからのアプローチをミスしてボギー。14番では、ティショットを大きく右に曲げるなど、痛みの影響が石川のスイングに少なからずも“ズレ”を生じさせた。

「トレーニングを増やして、自分では体も強くなったつもりだけど、それでも良くない日も出てくる。腰の状態は波があるので、それも前提としながら調整している」。今週は練習ラウンドも思うように行えていないことにも、「どこかに不安があるとモチベーションを100%というわけにはいかない。でもこれで良しとして行かなきゃいけない」と気持ちを切り替えた。

しかしその後は再度流れを引き寄せてアンダーパーでフィニッシュ。5バーディ、4ボギーの「69」でラウンドし、1アンダーの50位タイで初日を終えた。「だんだん、全体的に粘れるようになってきている。ボギーを簡単に打たないように。それでバーディも獲れていければ、まだまだいけると思います」と自信も覗かせる。「残り3日間で10アンダーが目標。明日は5アンダーを目指してやりたい」と、さらなる攻勢を誓った。

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