有村智恵が「ザ・プレーヤーズ選手権」を観戦
2013/05/09 10:55
米国フロリダ州ジャクソンビルにあるTPCソーグラス・スタジアムコースで開催されている米国男子ツアー「ザ・プレーヤーズ選手権」の練習日、同州オーランドを拠点とする有村智恵が、2時間半のドライブをこなして会場へと姿を見せた。
今年は米ツアーをメインとし、日本ツアーは地元・熊本で開催された「KTTバンテリンレディス」に出場したのみ。タイトル防衛を期待された「サイバーエージェントレディス」や、今週開催されるメジャー大会の「ワールドレディスサロンパスカップ」の出場を望む声もあったが、「まずはこちらのメジャー大会の出場権を掴みたい」と、目標は明確だ。
会場では17番(パー3)を観戦したり、その後は練習場、パッティンググリーン、アプローチ練習場へと足を伸ばすなど、PGAツアーの選手を貪欲に観察。「ここまで違い過ぎるとなかなか参考にならないです」と苦笑しつつも、「腕を使わずに体と一体になってスイングしているところとか、良いイメージを貰いました」と収穫を語った。
今年はまだ好成績が残せていない有村だが、その表情は思いのほか暗くはない。米国の芝に対応するために求められる新たなショットのバリエーションや高い精度が課題だが、それに熱心に取り組むことで、自身のレベルが上がることも知っている。「根が職人なんです・・・」と自身の性格を分析する有村にとっては、この取り組みもまた楽しみの一つとなっているようだ。
とはいえ、久しぶりの開放感と多くのギャラリーの華やかさは良い気分転換となった様子。「こっちの女子ツアーはここまで練習日にギャラリーが入ったりすることがないし、すごいなと思います。こういう雰囲気の中でプレーできるように、私も頑張ります」と、多くの刺激を得た訪問を振り返っていた。(米国フロリダ州/今岡涼太)