石川遼 今年のマスターズはスプーンを多用
2013/04/07 09:32
海外メジャーの今季初戦「マスターズ」は11日(木)に開幕する。石川遼は6日(土)、開催コースのジョージア州オーガスタナショナルGCで今年初の練習ラウンドを行った。
前週「シェル・ヒューストンオープン」を戦い、テキサス州からオーガスタに入った石川。この日はキャディのサイモン・クラーク氏とコースをチェックしながら、インの9ホールをプレー。「早い段階でグリーンのスピードが出ていると思った。フェアウェイの芝の密集度も今年は高いと感じました」と良好なコンディションを確かめた。
5度目の挑戦となる今年は「攻め方が変わるホールは多いと思う」と言う。今季はシーズン序盤から3番ウッドでのティショットを多用。抜群の飛距離性能を誇るキャロウェイ「X HOT PROフェアウェイウッド」に信頼を置いている。また、フィル・ミケルソンらと同様に、前週のヒューストンから改良版である「X HOT 3Deep」を握り、好感触をつかんでいる。
「(飛距離は)ドライバーと10ヤードくらいしか変わらない。今まで使っていたのよりも、5~7ヤードは飛んでいる」と石川。オーガスタナショナルGCでは多くのホールでドローボールが有効なのは周知の話。それだけに「ドローが必要なところを、よりボールがつかまりやすい3番ウッドで攻めていきたい」と、5番、9番、10番など、パー3を除く14ホールのうち半分前後で、スプーンを使う考えだ。
一方で「逆にフェードが必要な所は、ドライバーの方がイメージを出しやすい」と、残り距離よりも、風やロケーションへの対応を優先させてクラブを選択する。
7日(日)以降もコースで練習を行う予定。次週木曜日の開幕まで入念に攻略法を練り上げる。(ジョージア州オーガスタ/桂川洋一)