石川遼、5度目のマスターズでS.クラーク氏をキャディに起用
2013/03/20 10:52
石川遼が4月11日(木)に開幕する「マスターズ」で、新たなキャディとしてサイモン・クラーク氏を起用することを決めた。
同氏はかつて田中秀道、細川和彦らのバッグを担いだプロキャディ。石川は昨年、国内ツアーの「日本オープン」、「カシオワールドオープン」でコンビを組んだ。過去4大会は良き相棒である加藤大幸氏をエースキャディに据えていたが、5年連続での出場となる今年はPGAツアーでの経験も豊富なクラーク氏に依頼。今週21日(木)にフロリダ州ベイヒルクラブ&ロッジで開幕する米国男子ツアー「アーノルド・パーマーインビテーショナル」からともにプレーする。
国内ツアーでは、選手たちがホールごとの情報を知るためのヤーデージブック、通称“サイモン・メモ”の作成者としても有名なクラーク氏。石川も「彼はメモを作るプロ。ハーフに3時間くらいかけてコースをチェックしながら、僕のメモに非常に細かい(グリーンなどの)傾斜、芽を書き込んでくれる」と信頼を寄せる。
「僕を成長させてくれる人だと思う。平気で6番、5番アイアンの距離でも1ヤード単位で『このへんに落としたい』という話もしている。高い精度を求められるが、それをできると思われているし、それができる選手になりたい」。
19日(火)はザック・ジョンソン、ゲーリー・ウッドランドとともにベイヒルで練習ラウンドを行った石川。今シーズン、実戦で初めて組むコンビは互いのメモを覗き込みながら、コースの状態を入念に確かめていた。(フロリダ州オーランド/桂川洋一)