2013年 ザ・ホンダクラシック

石川遼、攻略の糸口をつかめず135位タイ

2013/03/01 08:27
出遅れた石川遼。16番、バンカーからの第2打は痛恨のミスで池へと沈む

米国男子ツアー「ザ・ホンダクラシック」で、今季自身5戦目のスタートを切った石川遼。西海岸から東海岸へと会場が移り、心機一転と行きたいところだったが、米ツアー攻略の糸口は場所が変わっても見つけることは難しかった。

10番スタートのこの日、序盤は3~5メートルのバーディチャンスにつけるも、「ひと筋違うことが多かった」とラインを読み切れずにカップが遠い。すると、15番で7メートルのファーストパットを1.5メートルショートして3パット、ボギーを先行させてしまう。続く16番はバンカーから池越えでグリーンを狙った2打目を目の前の池に打ち込みダブルボギー。「ライが悪くなるようにならしてあって、結構沈んでいた。池を越えたいというのがあったので、トップ目にいれていこうとしたけどやり過ぎてしまった」と悔やんだが、このわずか2ホールでの3オーバーで流れは止まってしまう。

後半に入っても、3番パー5でフェアウェイからのアプローチをミスするなど2つのボギーを重ねた石川は、最後までバーディを奪えず通算5オーバーでフィニッシュ。初日は135位タイと大きく出遅れた。

「ロングパットのタッチも合わなかったけど、すぐにアジャストする能力が大切。ショットもアプローチも対応できていると思うけど、パットはスピード感なのでそこかなと思います。(パターは)思ったところに打てているけど、抜けて外れることが多かった。こういうショットの良い日に決めていかないといけない」と、グリーン上に課題を残した。

「パー70の分だけ、そんなにスコアも伸びていない。カットラインはイーブンか1オーバーくらいだと思うので、それを目指してやっていきたい」と締めくくった石川。簡単に諦めるわけにはいかない。(米国フロリダ州/今岡涼太)

2013年 ザ・ホンダクラシック