藤田寛之、脇腹痛抱えてマッチプレーに挑む
2013/02/20 16:53
20日(水)にアリゾナ州のリッツカールトンGCで開幕する「WGCアクセンチュアマッチプレー選手権」に出場する藤田寛之が、大会前日の練習ラウンドを9ホールで切り上げた。日本を発つ前から痛みを感じていたという藤田は「出発会見でも体調はいいですって答えました。実際、体調は良いけど右脇だけ痛いんです。痛み止めも大量にもってっきました」と話す。
「対戦相手がダスティン・ジョンソンやバッバ・ワトソンだったら来なかったかも(笑)。クーチャーのプレーは見たかったから。彼は全英オープンの練習ラウンドで一回いっしょにプレーしています。悪天候なのに深いラフから真面目に打っていて『あんなところから打つの?』っていう印象を持ちましたね。タイプ的に、ガーッといくような選手よりもステディーな選手のプレーを見たほうがいい。マーク・ウィルソンとか、(人間性の)あったかい選手が好きです」。本当は休まなければいけない状態という藤田だが、1回戦の対戦相手マット・クーチャーのプレーを楽しみに会場入りした。
前日夕方にコースに入りし、少しアプローチの練習。2度目の挑戦となるが、コースにタイしては「数字ほど難しくはないです。ボールが転がりますから」と余裕の表情すら浮かべる。
「マッチプレーで短期決戦だからどんな相手でもチャンスはあると思う。これが4日間となるとかなり厳しい。1ラウンドならいつもよりも可能性は広がる。ストロークプレーなら、世界ランクが40何番なら40何位という順番でしょうけど」。体は万全という状況ではないが、まずはクーチャーを撃破し2日目に勝ち残ることだけを考える。