2009年 マスターズ

片山晋呉、自己ベスト更新で4位タイ発進

2009/04/10 09:00
5アンダー4位タイ!好スタートをきった片山晋呉(David Cannon/ Getty Images)

「マスターズ」初日を6バーディ1ボギーの「67」、通算5アンダーで回った片山晋呉は、自身の持つオーガスタ・ナショナルでのベストスコアを更新し、ホールアウト時は首位タイに並ぶ好スコア。8度目の「マスターズ」挑戦で、初めて公式記者会見場に足を踏み入れた。

「首位でもなんでも、ここに呼ばれることは無いだろうなと思っていたので、ここに居るのが夢のようだし、まだ初日だけど自分の階段を登ったと思う」と顔を上気させ喜ぶ片山。「去年、予選落ちで悔しい思いをしたので、ここで活躍する姿を夢見て練習してきた」と、シーズンオフから必死で取り組んできた成果が、今年は早くから現れている。

2月末の「WGCアクセンチュアマッチプレー選手権」では、優勝したG.オギルビーとエキストラホールまでもつれる争いで惜敗、「アンダーパーが出るイメージが無かった」という「WGC CA選手権」が行われたドラールでも、初日、2日目に「70」で回り、これまでの壁を越えつつあることを感じていたという。

4月から契約を一新し、クラブをオノフに変え、ボールもタイトリストと契約した。「17番は行ったことが無いところまで行っているし、平均したら5ヤードは伸びていると思う」と飛距離アップでオーガスタ攻略にも光明が差している。また、3本揃えたウェッジは、オーガスタ用に52度と58度を1度ずつ寝かせ、46度、53度、59度の特別仕様を持ち込んでいる。

会見では外国人記者から、「石川遼に注目が集まって、自分が放って置かれている気がしないか」と質問され、「僕は静かにしてくれていた方が良いので」と苦笑で受け流したが、その本心は推して知るべし。本気の片山が燃えている。

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