米国男子ツアー

米ツアーQスクール会場変更

2002/10/29 09:00

BUY.COMツアー「ツアー選手権」も終わり、最終賞金ランキング15位までに入った選手たちは、来季には待望の米ツアーでプレーできるというご褒美付きの休暇に入れるが、その他の選手は、Qスクールを突破するしか来季のツアー出場権を手にすることができない。

規定により、第2ステージや最終ステージからQスクール入りできる選手もいるが、多くは第1ステージから這い上がっていくことになる。その第1ステージが、先週と先々週に渡って全米各地で行われた。その中で一番注目を浴びたのが、テキサス州ハフマンでの第1ステージ地区予選。理由は、先週開催するはずだったコースが豪雨のため試合ができず一週間延期となったため。しかし米ツアーの天気予報士によると、今週も雲行きが怪しいため、急遽開催コースをフロリダに変更するという結論が下された。

そのため参戦希望の選手たちは、実費で南フロリダのコーラルスプリングスに出向かなければならなくなったのだ。それも72ホールの試合を3日間でこなすという過酷なスケジュール。火曜日と水曜日に27ホールをプレーし、木曜日に18ホールをプレーして決めるという内容。

スケジュールがタイトなだけでなく、テキサスでの滞在費とフロリダまでの移動費が全て実費になるため、金銭的に厳しい選手が多い。このため14名の選手が棄権。今のところ、ライダーカップで活躍した欧州選抜チームのフィリップ・プライスを含む67名の選手が登録されているが、実際に何人がフロリダまで出向くのかは分からない。さらにこの予選から何名が第2ステージに上がれるのかは、始まるまで明かされない。