2009年 ノーザントラストオープン

遼、ついに明日がデビュー戦「ここまでは順調」

2009/02/19 10:47
1948年にここリビエラCCで行われたUSオープンを制したベン・ホーガンの銅像と写真に収まる石川遼

17歳でのPGAツアーデビュー戦を翌日に控え、アメリカでも大旋風を巻き起こしている石川遼は、この日はプロアマ戦の為コースはラウンド出来ず、午前8時30分からドライビングレンジ、アプローチ練習場、そしてパッティンググリーンと移動し、12時まで練習を行った。

現地入りしてから、「時差の影響があったのか、体がフワフワしている感じで自分の力が球に伝わっていなかった」という石川だが、太陽が出て暖かくなったこの日、「今日でやっとボールが生き生き飛んでくれました」と、200球近くを打ち込み、ようやく本来の手応えを取り戻した。

「長かったですね、ここまで」と、現在の心境を語った石川。「今日が一番気合の入った良い練習が出来ました。着いた日からこの日まで、凄く充実した練習が出来て、ここまでは順調ですね」と、すっきりとした笑顔を浮かべた。

パッティンググリーンでは、これまで使っていたL字型から、センターシャフトのマレット型パター(オデッセイ・ホワイトホットツアーix #5)に代え、丹念にタッチを確かめた。「以前使っていたマレットと同じ形だけど、センターシャフトでヘッドが少し大きくなっています。ボールの転がりが変わってきましたね、凄くいいパターです」と、この新兵器を実戦でも投入予定だという。

大会前日になって、ようやくカリフォルニアらしい青空に恵まれたリビエラCCは、明日も晴れの予報が出ている。「待ち望んでいた瞬間なので、存分に楽しみたいです。ここまで楽しみたいと思った試合はなかったけど、コースも難しいので、気を引き締めて臨みたいです」と、石川も晴れやかに締め括った。

2009年 ノーザントラストオープン