2009年 トランジションズ選手権

石川遼、英語のスピーチでも本領発揮!

2009/03/18 10:52
笑顔で英語のスピーチを行う石川遼。プレー以外でも海外メディアを沸かせていた

今月19日(木)にフロリダ州のイニスブルックリゾート&GCで開幕する米国PGAツアー「トランジションズ選手権」に出場する石川遼が、17日(火)に公式会見を行った。先月の米ツアーデビュー戦「ノーザントラストオープン」に続き2回目の会見となったが、「やっぱり緊張しますね」としながらも、冒頭の英語によるスピーチではユーモアを交えつつ、感謝の気持ちを伝えたいという石川らしさが伝わる内容に満ちていた。

最初に出場を推薦してくれた大会、そして再びアメリカに戻って来られたことへの謝辞を述べた後「The last two weeks, I missed American hamburgers」(ここ2週間、僕はアメリカのハンバーガーが恋しかったです)と会場の笑いを誘う。「こっちのハンバーガーは大好きなので、それを伝えたくて」。緊張しながらも、英語によるスピーチを楽しんでいる余裕さえ感じられた。

また、1月に大会主催者であるトランジションズ社のポール・F・ハイファー氏を招いて日本で出場会見が行われた際、前日に石川の「マスターズ」推薦出場が決定したことにより、会見が「マスターズ」一色になってしまったことにも英語で言及。「親切にも少しの制限もなしに私に(マスターズの)話をさせてくれたことに、誠意を込めて感謝します」と、当時を振り返りながらハイファー氏に敬意を払った。

「本当は、短くてシンプルなパターンと、(1月のトランジションズ選手権出場の)会見の話を入れたものの2パターンあった」という。今回は、内容が一気に複雑になる後者を選んでの会見となり、「知らない単語もあって途中で忘れ気味だったけど、自分が何を伝えたいかを考えながら話しました」と石川。メモを一切見ず、約5分にも渡る英語のスピーチを完遂し、自らの気持ちを伝えられたことで海外メディアにも好印象を残したことだろう。

2009年 トランジションズ選手権