開幕直前、石川遼の気になるスイング改造は?
2009/03/26 12:01
米国男子ツアー「アーノルド・パーマーインビテーショナル」開幕の前日となる25日(水)にプロアマ戦が実施され、ディフェンディングチャンピオンのタイガー・ウッズが初めてコース入り。出場しない石川遼はコースに出ることはできず、1日を練習場での調整に費やした。
この日はアーノルド・パーマーとの初めての対面、3度目となる開幕前の公式会見と多忙な1日となった石川。それでも、父・勝美氏とレッスン指導するマイク小西氏との意見の相違もあり、暗中模索が続いていたスイング改造に関しては、「月曜日の時点よりはいいところまできました」と、光明が差し始めたようだ。「ほとんどのクラブでいい流れで打てているし、何となく見えてきた気がします。理想の展開で水曜日を終えられたので、安心しています」。開幕が前日に迫る中、何とか戦える体勢は整えた。
明日の初日、石川にとっての“初めて”がもう1つ。タイガーと初めて同じトーナメント、同じ舞台でプレーすることだ。この日、プロアマ戦をプレーするタイガーを10番ティで見かけたという石川。だが、心中は意外なほど冷静だ。「もっと興奮するかと思いましたが、同じ舞台に立っただけではそこまで実感が湧かないですね。もっと興奮するのは、何年後、何十年後にタイガーと本当に戦っている時だと思います。そのためには、今以上に努力しなくてはいけませんね」。まだ成長の過程にある1人のプロとして、今はタイガーに心を奪われている場合ではないのだろう。
「きっとみんな(スコアが)伸びると思うけど、4日間をアンダーパーで回りたいですね」。今週ずっと苦しんできたスイングの調整が、どこまで進んでいるのか。まずは2大会連続となる予選突破に挑む。