石川遼、米ツアー2試合連続の予選突破はならず
米国男子ツアー「アーノルド・パーマーインビテーショナル」の2日目を6オーバーの102位タイからスタートした石川遼は、2バーディ、3ボギーとスコアを伸ばすことができず、通算7オーバーの80位タイでホールアウト。予選通過ラインの5オーバーに2ストローク及ばず、米ツアー2試合連続の予選突破は叶わなかった。
この日10番からスタートした石川は、11番で1.5メートルのパーパットがカップに蹴られてボギー。直後の12番パー5では手堅くバーディを奪ったが、続く13番でティショットがバンカーの縁近くのラフに止まる不運もありボギーと、良い流れを引き寄せない。14番では5メートルのバーディパットが再びカップに蹴られてパー。15番ではティショットを右の林に打ち込みボギーを叩くが、18番では8メートルのバーディパットを捻じ込み、前半を1オーバーで折り返す。
予選突破をかけて臨んだバックナインでは、ピンチを凌ぎながら、またバーディチャンスを逃しながらパーを重ね、そのままホールアウト。7番パー3では1.5メートルのバーディパットを外すなど、最後までリズムに乗り切れなかった。
「カットラインは5オーバーか6オーバーだと思っていたので、パープレーで回れば(予選を)と通れるかも、と思っていました。今日は1オーバーだったので、ちょっと悔しさがあります」。全体を通して短いパーパット、バーディパットを外すミスも多く見られ、「1つか2つ入ってくれてもいいかな、と思いますが、そういう日もあると思います」と、悔しさを滲ませた。ただ、スイング改造の課題の1つになっていたアイアンの距離感も徐々に合い始め、ドライバーの調子も復調気味。「内容的には今日はすごく満足していますし、充実した2日間でした」と締めくくった。
来週1週間はアメリカで調整を続け、翌週の9日(木)にはいよいよ「マスターズ」開幕を迎える。「この(米ツアー)3試合の経験をマスターズで活かしたいです。こっち(アメリカ)に滞在して体も慣れてきたし、体のキレは良い状態で臨めると思います。アプローチではロブショットを練習してきたので、マスターズでも使えればと思います」。米ツアー3試合の経験を糧にし、夢の舞台に挑む。