2009年 マスターズ

石川遼、雨でも心配無用!? 高い適応能力でイーブンパー

2009/04/03 13:24
雨中のプレーも怖くない!? 3度目のラウンドをアンダーパーで終えた石川遼 ※画像は23日撮影

9日(木)にジョージア州にあるオーガスタナショナルで開幕する「マスターズ」に出場する石川遼が、2日(木)に3回目の練習ラウンドを行った。この日は朝の内は雷雨、その後も雨が降り続ける生憎の天気となったが、石川は午前11時まで待機し、その後18ホールをラウンドした。

オーガスタ初ラウンドの日に「これから毎日プレーできるのが楽しみ」と話していた石川にとって、コースがプレー不可能な状態ではない限りラウンドを控える理由はないようだ。「毎日回りたいので、天候は関係ないですね。雨の日はランが出ないし、アイアンの飛距離も落ちるので、自分の距離感を磨くためにも雨の中でも何度も練習を重ねたいです」。小雨混じりとなった前日の2度目のラウンドでは「3パットの嵐でした」と3オーバーだった石川だが、連日の雨にも高い適応能力を見せ、7番、10番でボギーとするも13番、16番でバーディを奪い、2バーディ、2ボギーのイーブンパー。晴天、小雨、本降りと3日間で3様の天候となったが、いずれも大きな崩れはなく安定したプレーを見せている。

3度のラウンドを終え、全てボギーを叩いたホールはゼロ。スコア的には、特定のホールで苦手意識を抱いているような印象も見受けられない。特に、2008年大会で最も難度の高かった“アーメンコーナー”の1つ、11番パー4でも3日間で1ボギー。まだ開幕前週の練習ラウンドとはいえ、予想以上に難コースに適応している感がある。3日連続のラウンドにも「疲れはない」という石川。宿泊先で寝食を共にしている弟の航くんと妹の葉子ちゃんと「外でキャッチボールをして遊んだり、適度にリフレッシュしています」と、心身ともに充実の時を過ごせているようだ。

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