タイガーのキャディ・スティービーの祝100勝!
2003/10/08 09:00
タイガー・ウッズが挙げた39勝のうち7つのメジャーを含む32勝で、キャディを務めたスティーブ・ウィリアムズ(愛称はスティービー)。ゴルフ界が、今季のプレーヤー・オブ・ザ・イヤーの行方が大きく傾いたと騒いだタイガーの今季5勝目は、もっと大きな意味が込められていた。
タイガー・ウッズ
「みんなこの優勝の重みを理解してくれていないだろうね。プレーヤー・オブ・ザ・イヤーとか賞金ランキングなんてどうでもいいんだ。今回の優勝はスティービーの100勝目だったんだよ。ウエスタンを勝って以来、夏の間、早く100勝目を決めたくて頑張ってきていたんだ。スティービーに100勝目をプレゼントできてすごく嬉しいよ。」
タイガーにとってのスティービーはキャディの枠を越えた相棒。タイガーの自信の後ろ盾であり、理解者であり、かけがえのない友人だ。
タイガー・ウッズ
「僕のキャリアの成功にスティービーの存在は本当に大きいよ。7つのメジャーを一緒に勝ち取ったんだ。でもただのプレーヤーとキャディというよりも、大親友という感じかな。特別な関係だよ。」
タイガーのスティービーに対する絶大な信頼は1999年の全米プロ選手権、71ホール目のグリーン上で生まれたという。タイガーはストレートと読んだラインをスティーブはカップ左縁と読んだ。タイガーは助言どおり、カップ左縁に打ち、2つ目のメジャーを手に入れた。またその3年後、タイガーがスティービーの故郷、ニュージーランドの大会にわざわざ出向いたことでも2人の絆の強さが世に広がった。