T.ウッズ「ザ・プレーヤーズ選手権」忍耐の一日
2003/03/28 09:00
いつもは堂々と流れるようなスウィングで周囲を魅了するタイガー・ウッズだが、今日は違った。出だしのティショットもアドレスに入ったのにも関わらず、しっくりいかない顔つきで仕切り直し、さらに試合後のインタビューでも珍しく言葉が出てこないお疲れの様子。
タイガー・ウッズ
「今日のコンディションは、えーっと...言葉が出てこない。今日の私は大丈夫?」
72のパープレーというのは決して悪いようには思えない、タイガーの精神力がなければどうなっていたことだろうか。
タイガー・ウッズ
「踏ん張っていなければスコア77とか78になっていた。トーナメントは初日が良くても優勝できないけれど、初日をつぶしちゃうと絶対に勝てない」
タイガーが踏ん張りが利くのは彼が天才だからだけではない、誰よりも諦めず攻めつづける精神があるからだ。
タイガー・ウッズ
「今日は決して良いスタートではなかった」
タイガーの言うように、出だしはボールを打った後に、クラブを地面に叩きつける苛立ちを見せた。
タイガー・ウッズ
「いままでのようにボールをクリーンに打てていないんだ。ひっぱったりもしていたし」
こう本人も語るように、スウィングのリズムをどこかへ置き忘れてきてしまっているタイガーを助けたのはショートゲームだった
ダン・フォースマン(初日同組でラウンド)
「16番のラフからのアプローチは美しかった。世界ナンバー1らしい素晴らしいカムバックを見せてもらった」
タイガー・ウッズ
「今日みたいな日はイーブンパーに戻すだけでもかなりがんばらなくてはならなかった。でも結果としてイーブンに戻せたことには満足している。実は例の食中毒のせいで3日間で3キロ近く痩せてしまった。私にとってその体重を戻すのはかなり厳しい」