2012年 全英オープン

タイガー、ティショットに安定感 6位発進

2012/07/20 09:00
首位とは3打差。完全復活をアピールするために、メジャータイトルは是非とも手に入れたいタイガー・ウッズ

141回目の開催を数えた「全英オープン」初日、現地時間午前9時42分にプレーを開始したタイガー・ウッズは安定したショットを披露して好スタートを切った。前半は1番、4番、6番、7番と4つのバーディを奪い、4アンダーの「30」(パー34)。バックナインでは15番ホールでティショットを左に曲げてボギーとしたが、他に8つパーを重ねてトータル「67」、3アンダーとしてトップのアダム・スコット(オーストラリア)に3打差の6位タイにつけた。

1番(パー3)はピンが左サイド、204ヤードという設定の中、タイガーは5番アイアンで切れのあるショットを放ちピン手前5メートルにつけるチャンス。このバーディパットはジャストタッチ、カップのセンターから入れることに成功し幸先良いスタートを切った。

3番ではグリーン左の低いエリアに2打目を外していたが上手くパーセーブ。4番では残り172ヤードからの2打目を8番アイアンでピン右手前に2オン。8メートルのバーディパットを沈めて2個目のバーディ。そして初日、最も難しい6番ではティショットを2番アイアンできっちりとフェアウェイをキープ。残り224ヤードを5番アイアンでチャンスにつけ7メートルのバーディパットは、きっちりと頭が残る素晴らしいストロークでカップに沈めた。

続く7番ではドライバーでフェードボールを放ち、フェアウェイ左サイドをキープ。 272ヤードからのアイアンショットは周囲の音が気になり2度仕切り直した後の一打は左にミスショットとなった。しかしすぐに気持ちを切り替えて左足下がりの3打目をピン傍30cmに寄せるスーパーショットを披露してバーディ。4アンダーまでスコアを伸ばし、黄色いリーダーボードの名前の一番上に名前を載せた。

このあと惜しいバーディチャンスが続く中、唯一ティショットをミスしてしまったのは462ヤード、15番のパー4。3番ウッドで左に引っかけ、ボールは深いラフに沈んでしまった。ウェッジを強振した2打目は90ヤードほど前進するものの再び深いラフ。残り126ヤードからの3打目はどうにかグリーンに乗せたが、3オン2パットのボギーだった。

■ プレー後のインタビュー

「良いスタートでした。7番を終えて4アンダー。 今日はショットを上手く打つことができました。後半は少し届かなかったパットがありました。12番ではミスがありましたが、それ以外のパットは狙った所に出球が転がっていたので良かったです。もう少し強いタッチで打ちたかったところもあります」

Q:今日はティショットが安定していましたが、作戦通りでしたか?
「はい、ティショットはうまくコントロールできていました。球を両方に曲げることができていました。風に乗せるときもあれば ケンカさせるように打つこともありました。狙ったスポット、ポジションに進める事を心掛けました」

Q:早々に4アンダーというスコアになりましたが、もう少し伸ばしたかったという思いでしょうか?
「いえ、今日のスコアには満足しています。ただ、もう少し強いタッチでパットを打ちたかった。雨の影響でグリーンは早くないのでこの辺を対処していきたいです」

この日、タイガーがフェアウェイを外したのは15番の1回のみ。他はロングアイアンや3番ウッドで低弾道の“スティンガーショット”を多用した。ドライバーは2番と7番ホールの2度使用したが、ここでも芯でパワーフェードボールを打つことができていた。本人が話していたように最初の7ホールで4アンダーと好スタートとなったが、大事だったのは3番と5番でパーオンに失敗しながらも、上手くパーセーブをできたことだろう。3番は左サイド、5番は右サイドに外したが、いずれも砲台グリーンに対してのアプローチがしっかりとできていた。

また10番ではティショットでフェアウェイを捕らえていたが、ボールはディボット跡の砂地に沈んでいた。ここでタイガーはスタンスの中央にボールを寄せてボールを上から潰し打ちしていく絶妙の職人技で2オンに成功。バーディパットは逃がしてしまったが大会初日のハイライトショットの一つだった。

アイアンショットは主に左から右に動かしてくるフェードボールを多用。左サイドにピンがあるときもフェードで狙っていたのは意外だった。

2日目は午後2時43分と遅いスタート時間になるが、グリーンスピードに慣れてくれば楽しみ。大会前は遅いグリーンに対してはパターに少し鉛を貼ることもあると話していたタイガーだが、明日はパターヘッドに鉛が貼ってあるかどうかも要チェックだ。(アンディー和田/ゴルフチャンネル解説者)

★ラウンド データ
67(3アンダー)=フロントナイン 30(4アンダー)バックナイン 37(1オーバー)
・バーディ: 4ホール、パー: 13ホール、ボギー: 1ホール
・パー3: 1アンダー、パー4: 1アンダー、パー5: 1アンダー

・フェアウェイキープ率:92.86%(14ホール中13ホール)
・パーオン率: 83.33%(18ホール中15ホール)
・合計パット数: 30パット
・1パットホール数: 6ホール
・ドライビングディスタンス:平均 291.50ヤード

2012年 全英オープン