2012年 マスターズ

マキロイ、52歳カプルスの活躍に驚きなし

2012/04/07 11:54
R.マキロイは首位に1打差で決勝ラウンドへ。昨年のリベンジを果たすべく首位戦線に浮上した(Jamie Squire/Getty Images)

今季の海外メジャー初戦「マスターズ」2日目。ロリー・マキロイ(北アイルランド)は「69」をマークして通算4アンダーとし、首位に1打差の3位タイと好位置で予選ラウンドを終えた。

1アンダーの14位タイから出たマキロイは、序盤5メートルを沈めた3番からの2連続バーディでリズムをつかんだ。7番では第2打でグリーン左からの下り傾斜を使ってピンに寄せ、4メートルをきっちり沈めた。

後半インは出だしの10番でボギーをたたくが、2つのパー5でしっかりとバーディを奪取。初優勝を逃した昨年は初日から首位を走ったが、今年はトップの背中にピッタリとついている。

その首位を走るのがジェイソン・ダフナーと、52歳のフレッド・カプルス。30歳年上のシニアプレーヤーの活躍について問われると「正直言って、驚かない。彼はここでいつも良いプレーをしているじゃないか。このコースに対応できる飛距離も持っている。フレディは経験豊富だし、力は衰えていない」とキッパリ。もちろん、少年時代のヒーローの一人とあって「彼はカッコいい。僕も52歳になったとき、あんな風にカッコよくなれたらなあ」と笑った。

この日の収穫はショットに安定感が出てきたというマキロイ。大先輩を一気に抜き去る準備も整っている。(ジョージア州オーガスタ/桂川洋一)

2012年 マスターズ