2012年 マスターズ

昨年度ローアマの松山英樹「つかんでいる」

2012/04/05 10:02
2年連続でアマチュアとして出場する松山英樹。周囲の視線は変わっても信念は揺るがない。

今季の海外メジャー初戦「マスターズ」は5日(木)から4日間、ジョージア州のオーガスタナショナルGCで開催される。2011年大会でアジア勢として初のローアマチュア賞獲得、その後「アジアアマチュア選手権」で2連覇を達成して夢舞台に戻ってきた松山英樹。準備期間を打ち上げた4日(水)には、すっきりとした表情を見せた。

松山は3月末に渡米し、ロサンゼルス近郊での調整を経てオーガスタに入った。ショットの調子は飛距離、精度ともになかなか安定せず、石川遼との練習ラウンドでは首をひねるシーンも目立っていた。しかし約2時間の打ち込みを終えたこの日、「ショットは昨日でだいぶ良くなった。雰囲気的にはつかんでいる」と、最後の最後で復調の兆しを感じさせる言葉を残した。

この最終調整期間は、好感触を取り戻すため試行錯誤の連続だった。だが、日々不満、不安が口をつきながらも焦りは無かった。「試合になるとスイッチが入るというか、練習ラウンドはあまりあてにならない。試合では1球しか打てないので、その緊張感の中でどう変わっていくか」と感情は波立たない。「少なくとも、去年は良い方向に変わった」。この強心臓ぶりがアジア最強アマの魅力だ。

“ゲームプラン”も、ほとんど頭に無い。「出だしで『行ける』と思っても、途中にアーメンコーナーがあったりと、油断はできない。そういうことを考えずに目の前のプレーに集中したい」。それこそがオーガスタと対峙する正しい姿勢と理解している。

今大会の出場アマは自身を含めて6人。2年連続のローアマ獲得にも期待がかかるが、目標はあくまで来季の出場権を獲得できる16位以内の成績だ。「去年は不安だらけの中でスタートした。今年も多少、そんな気持ちはあるけれど、『どうしよう』というようなことは無い」。オーガスタから世界へ、今年は一回り大きくなった姿をアピールする。(ジョージア州オーガスタ/桂川洋一)

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