2012年 ノーザントラストオープン

地元のヒーローがまさかの予選落ちへ

2012/02/18 13:33
いくつになっても人気は絶大!地元ロス在住のカプルスは1打足りずに予選で姿を消す

米国男子ツアー「ノーザントラストオープン」は1926年に産声を上げ、大会名称こそ何度か変わっているが、今年で86回目を迎える歴史ある大会だ。開催は第1回からロサンゼルスで行われ、地元ファンの思い入れも大きい。

当然、地元ロスおよび西海岸出身の選手には声援も大きいのだが、地元のヒーロー的存在になっているのが、現在ではチャンピオンズツアーでも活躍をするフレッド・カプルスだ。生まれは東海岸のワシントン州だが、大学からロスに移り住み、現在も拠点している。

そして「ノーザン-」の前進「ニッサンロサンゼルスオープン」では1990年、92年と2度の優勝を果たしている。PGAツアーへの参戦が減ったカプルスだが、この大会だけは欠かさず参戦し、昨年は優勝争いに加わるなど地元ファンを多いに沸かせた。

今大会も初日は1アンダー暫定14位タイとまずまずの位置につけたが、2日目にスコアを5つ落としてしまい、通算4オーバーで暫定78位タイとなっている。まだ8名が予選ラウンドを終えていないが、1打足りずに予選落ちになることが確定的だ。

1982年から31年間に優勝が2回、2位が3回、トップ10入りは合計15回と、大会を盛り上げてきたカプルス。今季は自身3度目の予選落ちという結果になるが、また来年も地元ファンの前に姿を見せてくれることだろう。(ロサンゼルス/本橋英治)

2012年 ノーザントラストオープン